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不動産会社として「賃貸マンション」「分譲賃貸」の方を得意としているプライムコーポレーション。
しかし、戸建て物件の取扱もあり、どのような話しが聞けるのか気になったので、実際に訪問し体験をしてきました。
プライムコーポレーションのWEBサイトを確認すると、どこを探しても「会員登録ボタン」が無く、設置されているのはお問い合わせボタンのみ。
しかもボタンをクリックしても、画面が切り替わる事無く…延々と問い合わせる事ができない状態でした。
やっとこさメインメニュー内の【賃貸のご相談】から、各店舗に問い合わせる事ができるとわかり、ようやく送る事ができました。
問い合わせ内容は自由記述形式になっており、なるべく簡素に送ろうと考え、箇条書きで「希望地域」「予算規模」「希望する家の様式」を書いて送信しました。
不動産会社のWEBサイトでたまに出会うのですが、会員登録できないエラーをそのままに放置している企業は、こちらのストレスが溜まり、印象ポイントが下がってしまいますね。
問い合わせ内容を送信してから、そんなに時間を空ける事無く、プライムコーポレーションからメールで連絡が送られて来て、中身を確認すると、こちらが要望する内容に見合った物件情報をデータで添付してお送りいただき、文面で補足情報として、物件の詳細が書かれていました。
不動産会社へのイメージとして、まずは電話をもらえると意識していたので、こんな方法もあるのか!?と驚いたのを覚えています。
こちらからもメールの物件情報に対して、「金額が高い」「エリアがちょっと外れている」など、意見を返していたのですが、やりとりが非常に億劫になってしまい…痺れを切らして直接物件を見させてほしいと伝えてしまいました。
相手側はすんなりOKを出してくれて、これまでメールでやりとりした幾つかの物件から良さげな候補をピックアップして実際に内見する段取りを約束しました。
紹介された物件の中にはマンションなども含まれており、プライムコーポレーションとしての強みでもあるカテゴリーなんだろうなと感じたので、あえてマンションと戸建てを内見する事にしました。
メールのみでのやりとりだった為、相手の素性も掴めないままに内見の約束を取り付けたのですが、その際に言われたのが「〇〇駅で待ち合わせしましょう」という驚きの一言でした。
※内心、店舗に行く→ある程度話す→物件見繕う→内見に向かう、という流れを予想していたので、待ち合わせ!?という行動に面を食らっていました。
内見当日は、指定された時間丁度くらいに駅に到着し、それらしき人を探しましたが見当たらず、定刻になると担当営業さんから電話をいただき、顔を合わせる事ができました。
40代位の男性で、見た目の印象として「外回りをメインにしている営業さん」といった感じを受け、季節柄ジャケットなど着ないクールビズスタイルでした。
物腰は柔らかく、こちらの緊張感を取ってくれるように話してくれたので、すぐに気兼ねなく質問や相談ができる雰囲気になりました。
雑談の中で、どうして店舗への案内が無いのか聞いてみると、
と言った事を教えていただきました。
今回案内してもらった物件はあくまでも、営業さんの行動を観察する為の物なので、程よく質問を投げかけながら、どんな事を言ってくるか観察していました。
マンションを見ている時は換気システムや結露や断熱材の劣化を防ぐ外気構造や、戸建てを見ている時は建築法の改正があった背景など、細かく説明していただき、良い家を見分けるポイントなどプロならではの意見を色々と話していただきました。
移動は徒歩ではなく、駅から車に乗って周ったので雑談する時間も多く、有意義な内容ではあったのですが、難点としてはひとつひとつの話しが少々長く、専門的な内容になると何を話しているのかわからなくなってしまう事があげられます。
※自分語りも合間に挟んできたので、完全無視ができない状況を作り出していました。
一通り物件を見て回り、どうような別れ方になるのか気にしていると、営業さんから「駅までお送りしますね」と声をかけていただき、車で駅まで向かう事に。
帰り際の車中でも、物件選びの話題となり「10件位周って見れば、本当に住みたい家がどんな家かわかってくると思います」とアドバイスを受け、やはりある程度は労力を使って数を周らないとダメなんだなと再認識させられました。
駅まで送っていただき、今回紹介してもらった物件の紙資料を封筒に入れていただきましたが、こちらはカバンも無く封筒のまま渡されたのが、最後の最後でちょこっとだけ気にはなりましたが、有意義な時間を過ごす事ができました。
WEBサイトの雰囲気と、メールでのやりとり、素性がわからない中での待ち合わせなど、初めて物件を探している人にとっては乗り越えるべきハードルが結構高いかも知れないと思います。
しかし、それは実際に営業さんと顔を合わせるまでのドキドキで、会ってしまえば気さくに相談できる事がわかりました。
最初のステップさえ越えてしまえば、不動産情報を得る為の情報収集にとても役立つと思います。