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住宅を購入する時期に悩んでいる方も多いはずです。購入に適切なタイミングはあるのでしょうか。おすすめのタイミングと、住宅価格と金利の変動についておさえておきたいポイントなどを解説します。
一般的に住宅購入を決断するタイミングとしては、以下のようなことが挙げられます。
結婚をしてパートナーと新しい生活をスタートする際は、住宅購入のタイミングといえます。返済期間に余裕を持つためにも早い段階で住宅ローンを組みたいと考える方が多く、結婚をしたタイミングを選ぶ方が多いです。
出産をきっかけに住宅を購入する方も多く、この場合は子どもの将来のことまだ考えた家選びをしていくことになります。子育てがしやすいエリアや、学校の近くを選んで決める方も多いです。
子どもが進学するにあたり、通う学校のすぐ近くに引っ越しをするケースもあります。子どもの通学にかかる時間の負担を減らすことにもつながります。
子どもが独立して家を出れば、住宅の使い方が変わります。夫婦2人で過ごすのにちょうど良い家に引っ越したり、老後の生活まで視野に入れて考えたりする方が多いです。
金利の変動状況から住宅購入のタイミングを考える方法もあります。金利の変動状況を確認してみましょう。
国内大手である住宅ローン専門金融機関「ARUHI」のフラット35の変動をみていきます。借入期間が15年~20年だった場合の2010年から2020年までの変化は以下の通りとなります。
時期 | 金利(%) |
---|---|
2022/1/1(機構団信加入) | 1.18 |
2021/1/1(機構団信加入) | 1.2 |
2020/1/1(機構団信加入) | 1.22 |
2019/1/1(機構団信加入) | 1.26 |
2018/1/1(機構団信加入) | 1.3 |
2017/1/1(機構団信加入) | 1.02 |
2016/1/1(機構団信加入) | 1.27 |
2015/1/1(機構団信加入) | 1.2 |
2014/1/1(機構団信加入) | 1.52 |
2013/1/1(機構団信加入) | 1.66 |
2012/1/1(機構団信加入) | 1.86 |
2011/1/1(機構団信加入) | 2.17 |
2010/1/1(機構団信加入) | 2.35 |
参考元:ARUHI(https://www.aruhi-corp.co.jp/rate/transition/)
ここからも分かる通り、近年は金利が低くなっており、その状況が続いているといえます。そのため、金利から見ても住宅購入に適しているタイミングといえるでしょう。
おさえておきたいポイントとして、住宅を購入するタイミングは、人によって異なります。そのため、低金利の状態が続いていたとしても、必ずしも今が購入すべきタイミングとはいいきれません。
例えば、住宅ローンを長く組むことを考えれば年齢は若い方が良いですが、十分な貯蓄があれば、ある程度年を重ねてからでも購入について検討しやすくなります。
また、結婚も多くの方が住宅を購入するタイミングと紹介しましたが、結婚が決まった段階で購入するのか、結婚生活が落ち着いてから購入するのかなどは個人差が大きいです。
自分の状況をよく見極め、購入について検討することが重要です。