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戸建て住宅を購入する際に、考えておきたいのが修繕費についてです。本記事では戸建て住宅にかかる修繕費の基本から、設備ごとの修繕費の目安について解説します。
まずは住宅にかかる修繕費とは何かという基礎知識から解説します。
戸建て住宅には修繕費がかかりますが、修繕費とは設備を新しく交換したり、修繕したりするために必要となるコストのことです。
たとえば外壁や屋根の塗装が劣化してきたら、ふたたび塗装する必要がでてきます。トイレや給湯器で水漏れや詰まりなどのトラブルが起これば修繕や交換が必要です。
それでは戸建て住宅にかかる修繕費の相場について解説します。
塗装関係の修繕は、外壁や屋根の塗装が劣化したりひび割れたりしたときに、新たな塗料を塗ることで戸建て住宅の外観を美しくして、劣化を防ぎます。
外壁塗装にかかる費用は使う塗料の種類にもよりますが、657,800~712,800円(税込)が目安です※。そして屋根塗装は415,800~470,800円(税込)が相場となります※。いずれも頻度は10年に1回程度です。外壁塗装は10~15年に1度と言われており、屋根塗装は8~10年に1度行います。
トイレは詰まりなどのトラブルが起こりやすいところと言われています。トイレに起きたさまざまなトラブルを詰まりの解消や部品の交換などにより、使える状態へと戻す修繕です。
トラブルが起きてトイレを交換することになった場合の費用目安は、150,000~200,000円であることが多いようです※。ただし詰まりや水漏れの解消だけであれば、11,000円(税込)~33,000円(税込)程度で可能なこともあります※。
給湯器は耐用年数が15年※とされているので、設置から約10年経ったら交換を考え始めたいところです。給湯器交換は古い給湯器を取り外して、新しい給湯器へと交換する作業です。
給湯器の交換にかかる費用はトイレ交換と同じく、150,000~200,000円が平均的な料金となります※。
戸建て住宅に住み続けるにはさまざまな部分を修繕する必要があるので、修繕費を準備しなければなりません。修繕費を抑えるためには定期的に点検やメンテナンスを受けたり、簡単な修繕であれば自分で行うなどの工夫が必要です。