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「モデルハウスを購入したい」と思われる方もいるはずです。しかしモデルハウスを購入することにはメリットもあるものの、デメリットもあるので、メリット・デメリットの両方を把握した上で納得のいく選択をしてください。
モデルハウスとはメーカーが建てた住宅の中に、実際に生活しているような家具や設備を配置して、住宅購入希望者に生活をイメージしてもらうためのものです。それではメーカーはどのような目的でモデルハウスをつくるのか、詳しく見ていきましょう。
モデルハウスを建てる目的は、住宅購入希望者に、購入後の生活をリアルに感じ取ってもらうためです。間取りや寸法、設備、家具が住宅を購入した後の実際の生活に近いつくりになっているため、リアリティを持って住宅購入の検討ができます。
モデルハウスは販売用ではなく、見学用に建てられる住宅なので、公開が終わった後に解体される前提でつくられるものです。いわば「住宅のサンプル」であり広告のひとつなので、販売目的のものではありません。
しかしサンプルとなるだけあり、住宅購入者が理想とするような間取りとなっていたり、グレードの高い設備が備え付けられていたりします。
モデルハウスを購入することには、次のようなメリットがあります。
モデルハウスを購入するメリットは、設備のグレードに対して価格が安いことや、実際の住宅の雰囲気を確認してから購入できることなどです。またすでに完成している住宅なので、モデルハウス公開が終われば、すぐに住み始めることができるのもメリットとなります。
モデルハウスを購入することには、メリットとともに次のようなデメリットもあります。
モデルハウスは竣工から3~5年後に販売されることが多く、法的に新築物件とみなされないことが多くなります。またその間に多くの人が見学に訪れていて、傷ついていてしまっていることも少なくありません。
また既存住宅瑕疵保険の対象となりますが、モデルハウスのような中古住宅では任意加入となるため、加入を忘れないようにしなければなりません。