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分譲マンションに住むには管理費と修繕積立金を支払わなければなりません。本記事では、分譲マンションに住むために必要な管理費と修繕積立金について、相場や内訳について解説します。
まずは分譲マンションの管理費とはどのようなものか、相場や内訳を含めながら解説します。
分譲マンションの管理費とは、共用部分の維持・管理のために使われる費用のことです。たとえば廊下の照明器具やエレベーターは、故障したり不具合が起きたりすれば修理・交換しなければなりません。また管理人の人件費も管理費のひとつの項目です。
分譲マンションにおける管理費の平均徴収額は、平成30年度で1か月あたり10,970円※と報告されました(駐車場使用料等からの充当額を除く)。ただしマンション全体の規模が大きくなるほど安価になる傾向があり、駐車場使用料から充当されていることもあり、その場合の平均額は15,956円※です。これらの金額は次のように使われます。
それでは次に、分譲マンションにおける修繕積立金について解説します。相場や内訳も含めて見ていきましょう。
分譲マンションの修繕積立金は、物件の大規模修繕などに使われる費用のことです。建物は築年数が経てば劣化するので、建物自体を維持するための費用として、居住者から修繕積立金を徴収します。
修繕積立金の相場は、平成30年度で平均11,243円※です(駐車場使用料等からの充当額を除く)。管理費とは違い、マンションの規模が大きくなるほど高額になる傾向があります。また駐車場使用料からの充当額を含む平均金額は、12,268円※となりました。
修繕積立金はマンションの大規模修繕に使われるものなので、ほぼすべてがそのために使われます。
分譲マンションに住み続けるためには、管理費や修繕積立金を支払わなければなりません。管理費は共用部分の維持・管理のために必要となる費用で、修繕積立金は建物自体を維持するための大規模修繕のときに必要となる費用です。
いずれも必要なものではありますが、分譲マンションを購入する際には管理体制もしっかりと確認しておくことが大切となります。
分譲マンションの管理体制について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。マンション購入の際にチェックしたい管理態体制について詳しく解説しています。