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不動産の購入や建築の際に耳にするのが「住宅性能評価書」です。住宅性能評価書があることによってどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?ここでは、住宅性能評価書の概要と取得する方法や費用などについて解説しています。
住宅性能評価書とは、住宅の性能や設計について客観的に評価した結果を記載したものです。
住宅性能評価は消費者の住宅選びのために作られた法定制度です。住宅性能評価では、国土交通大臣が認可した第三者機関が住宅の性能を全国共通基準のもとで評価します。住宅の性能評価については10の分野を等級や数値などで表示します。
住宅性能評価書を取得するメリットは、住宅の性能が等級や数値で明確になることです。住宅の性能は目で見てもわかりにくい部分があり、特に工事が終わってしまうと確認することが難しくなります。第三者機関の公正なチェックが入ることで、希望の性能が工事に反映されているかどうかが証明されます。
また、住宅性能評価を受けた住宅は優良な住宅であると認識されるので、住宅ローンの金利の引き下げの対象になることや地震保険料が割引になることなど費用面のメリットもあります。
さらに、万が一建築業者とのトラブルが発生した場合は、紛争処理機関を利用できます。紛争処理では、建築士や弁護士への相談が無料で受けられ、指定住宅紛争処理機関に紛争処理を申請できます。紛争処理の手数料は、1万円という安価な値段で利用できることになっています。
住宅性能評価書を取得するデメリットは、高い等級や評価を得るために工事費が高くなるという点です。しかし、評価を得るということは住宅の価値が上がることなので、デメリットとは言えない面もあります。
住宅性能評価書を取得する際は、新築一戸建ての場合は最初に設計時の評価が行われます。設計時の評価では、まずは施主や建築会社などが評価の申請をします。そして、設計図書などをもとに住宅の性能を評価し、設計住宅性能評価書が交付されます。
次に評価が行われるのは建設時と完成時で、現場では原則4階の検査が行われます。
建設時と完成時の評価を受ける際も、まずは施主や建築会社などが評価の申請をします。そして、施工が図面通りに実施されているかどうかを確認します。評価で問題がなければ、建設住宅性能評価書が交付され、住宅の引き渡しとなります。
住宅性能評価書を取得する費用は、一戸建ての場合は数十万単位となります。評価機関によって金額は異なりますが、基本的には基本審査料金が数万円かかるのに加えて、住宅の規模や追加項目、評価の等級などの内容によって費用が上積みされます。