公開日: |更新日:
不動産物件を購入する際に、間取りをよく検討することはとても重要です。居住する人数やライフスタイルによって、適した間取りは変わってきます。本記事では、間取りの種類や間取り図を確認するポイントについて詳しく解説しています。
1人用の間取りは、1Rや1Kといったタイプが多いです。1Rは、玄関を開けたらすぐに居室になっている間取りです。1Kは、玄関を開けると廊下とキッチンがあって、その先に居室がある間取りになっています。1DKは居室のほかにダイニングがあり、1LDKはさらダイニングが広くなってリビングの役割も果たせる間取りです。
2人暮らし用の間取りは、1LDKから2DKといった間取りが中心です。さらに子どもが生まれるなどして3人、4人と住人が増えていくと、2LDKや3LDKといった広さが必要になってきます。それぞれに個室が欲しい場合は、2LDKではなく3DKを選択するのもひとつの方法です。
居住者が4人以上になると、3LDK以上の広さが必要になるでしょう。子どもが大きくなれば個室が必要になるケースもあるので、4LDKの広さが必要になる場合もあります。また家族の人数が多くなると、食事するスペースも広さが必要なので、LDKの間取りが望ましいです。
間取り図を見て物件の間取りを確認する際に、おさえておくべきポイントを以下に解説します。
トイレは居室から見えない場所にあるのが一般的で、間取り図でも当然居室から見えない場所に設置されている場合がほとんどです。しかし、居室から見えなければよいというわけではありません。
まれに、居室のすぐ横にトイレが設定されている間取りがあります。トイレのすぐ横に居室があると、来客があった際に用を足している音が筒抜けなのです。多少でも来客の可能性があるならば、トイレの位置が居室から離れている物件であるかはぜひしっかりチェックしましょう。
例えば、1DKよりも1LDKのほうが広い部屋だという認識の人がほとんどだと思います。だから、1LDKという間取りだとLDK部分にかなりの広さがあると安心してしまう人も少なくありません。実際に、DKと表記であれば4畳半以上の広さが必要ですし、LDKであれば8畳以上の広さがないと、LDKと表記することができません。
しかし、まれにLDKと表記されているのに実際にはDK程度の広さしかない物件もあります。間取り図だけで判断するのではなく、実際の平米数を確認したうえで、間取り図通りの広さが確保できているかはぜひチェックしてください。
間取り図は、その物件の間取りをできるだけ忠実に表すべきですが、部屋のバランスや間取り図を作る人の技術によっては、若干相違が発生していることがあります。実際の間取りは間取り図と反転した配置になっていたり、クローゼットの大きさが部屋の広さに対して間取り図通りの比率になっていないなど、間取り図が実際の部屋の状態と異なっているケースは意外とあります。
間取り図だけで判断せずに、必ず実際の部屋と間取り図を照らし合わせたうえで、間取りを確認しましょう。