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住宅を購入するにあたり、注目しておきたいのが防災に関することです。本記事では、建売住宅の防災性能をチェックする際にはどこに注目すれば良いのか、購入してから防災リフォームをする場合はどういった方法があるのかなどについて解説します。
建売住宅の防災性能を確認する際には、いくつか注目しておきたいポイントがあります。以下を確認してみてください。
耐震ダンパーとは、制震ダンパーと呼ばれる制震装置に特殊な粘弾性のゴムを入れることにより、地震の力を熱の力に変える仕組みのことです。耐震+制震といった2つ働きで地震に強い家を目指せるのが特徴です。
重い屋根よりも軽い屋根のほうが地震発生時に揺れにくいです。家全体の比重が軽くなることから、耐震性能の向上にも役立ちます。
高性能な窓ガラスが採用されている建売住宅の場合、断熱や気密性能などに優れているだけではなく、防犯にもつながります。また、防災性能に優れているガラスは、万が一、飛来物などによって割れてしまった場合も破片が飛散しにくいのが特徴です。
気密性能も重要です。災害後は停電が起こり冷暖房設備が使えなくなることがありますが、気密性が高ければ外気の影響を受けにくく、過ごしやすい空間作りにつながります。
災害に備えるための備蓄を充実させるためには、収納スペースが必要です。どの程度の収納力があるか確認しましょう。
発電や蓄電といった装置が搭載されていれば、停電が起こっても自給生活が可能です。停電時も普段どおりに生活しやすくなります。
大規模災害時は水に困ることがあります。雨水タンクがあれば、雨水をトイレの排水や災害用水として活用可能です。
紹介した防災性能のチェックポイントに該当する建売住宅を探してみたものの、見つからないようなケースもあるでしょう。そういった場合は、建売住宅を購入したうえで防災リフォームに取り組んでみることをおすすめします。
防災効果につながるようなリフォームは、あとからでも可能です。防災リフォームの詳細については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
建売住宅を購入するにあたり、万が一の火災に備えるため防災性能を確認しておくことは非常に重要です。特に地震や台風、豪雨といった自然災害は予想ができないものなので、普段から備えておかなければなりません。防災性能に優れた住宅を購入することは、自分たちの身を守ることにつながります。
不動産を選ぶ際には、防災以外にも確認しておきたいポイントがたくさんあるので、以下のページも参考にしてみてください。