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住宅を購入するときに、購入に適した年齢に悩む人は少なくありません。本記事では住宅を購入する平均年齢と、年齢ごとの購入におけるメリット・デメリットについて解説します。
まず住宅(分譲住宅)を購入する平均年齢は、国土交通省の調査によると「38.4歳」が平均だと報告されています※。住宅の形態により購入年齢に差が生まれますが、分譲住宅を購入した人のうち、47.0%が30歳代に購入したそうです※。
住宅を購入する平均年齢は30代後半ですが、年齢ごとに住宅を購入するメリットとデメリットは変わります。
20代で住宅を購入するメリットは、住宅ローン返済年数に余裕が生まれることです。定年退職までに返済できる可能性が高く、もし早めに完済できれば老後の貯金を潤沢にすることも可能です。
ただし20代では給与が低く、貯金が心もとないことも少なくありません。そのため毎月の返済で生活が苦しくなることもあります。また給与の低さから、高額な住宅を買いにくいこともデメリットです。
住宅購入者が多い年齢である30代では、結婚や出産、勤務地の安定により、住宅を購入する場所を決めやすいのがメリットです。給与も安定することから、返済の予定も立てやすくなるはずです。
ただし20代に比べると返済期間が短くなり、毎月の返済額が高くなりがちなことがデメリットとなります。場合によっては定年退職をした後も返済を続けなければならないケースも出てきます。
40代は老後や今後のライフスタイルを見越した住宅を購入しやすくなります。また高い給与をもらいやすい年齢でもあるので、ワンランク上の高額な住宅も視野に入れられるかもしれません。
一方で、定年退職までにローンを完済しようとすると毎月の返済が苦しくなります。45歳で住宅を購入した場合、65歳まで20年しかありません。月々の返済金額が大きくなるので、生活がひっ迫する可能性もあります。
住宅(分譲)購入者の平均年齢は38.4歳ですが、住宅を購入することにはそれぞれの年代でメリット・デメリットがあります。ご自身の仕事や給与、生活状態などを考えて、住宅を購入する年齢を見極めましょう。
住宅を購入するのにふさわしい年齢やタイミングについてもっと詳しく知りたい方は、下記のページで解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。