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京浜急行鉄道の沿線を中心とした物件の取扱に秀でた京急不動産。
城南地区に強い不動産として、気になったので実際に訪問し体験をしてきました。
WEBサイト内から「個人情報」「希望エリア」「想定予算」などを記入。
登録内容として、個人情報以外は必須ではなかったので、わざと必須以外は空欄で送信してみました。なるべく年収などデリケートな内容は伏せた状態で登録をしてみました。
登録完了後に少々気になったのは、設定したパスワードがメールの文面に貼り付けられて送られてきてしまう事…
主観の感覚になってしまいますが、WEBサイト事態も少し古めかしい感じがあり、若干セキュリティに対して不安な印象を持ってしまいました。
勝手なイメージとして、会員登録した後は1日空けた位で不動産会社から連絡がくるもの、と思い込んでいましたが…待てど暮らせど電話がかかってくることはありませんでした。
もし、私の方で電話に気づかなかったとしても、留守電などにメッセージを残すはず!と考えますので、それさえも無いという事はかけてきていないはずです。
今回は不動産会社に出向くことを予定していましたので、この際なので【当日】にいきなり連絡し、いきなり訪問できるものかを試してみました。
京急不動産まで30分位のタイミングで電話し「お話うかがいたいんですが、このあと行っていいですか?」ぐらいのノリで伝えると、電話口の方は、特に問題なく「ぜひ、いらしてください~」と軽い返事で受けていただきました。
会員登録後、最初の電話で聞かれた項目 | |||
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想定予算 | 希望沿線 |
この感じが京急不動産の持つ雰囲気なのか!?とも一瞬よぎりましたが、恐らく会員登録時の入力内容を見て、冷やかし感がでてしまったのかも知れません。
品川駅高輪口を出て、プリンスホテルを正面に見ながら右折。パチンコ屋の脇を通ると、すぐに京急不動産が入った目的のビルがありました。
エレベータでフロアにつくと、他にもテナントが複数入っており、どこが入口かとまどいながら探していると、京急不動産とデカデカと書かれたオフィスのような入口が。
※もっと不動産的な構えを想像していたので、ここで合っているのか?と迷いました。
入口には特に誰も居なく、電話と案内紙が置かれていたので指示通りに内線、担当者が現れるのを待ちます。
内線してからすぐに、奥の方から若い男性が現れ、見た目20代前半位の青年です。新卒感はなく、テキパキと動けそうな感じで仕事が出来るタイプに見えました。
挨拶を交わすと、どうやら電話口で対応してくれた方らしく、一度会話を済ませているので、あまり緊張することもなく話せるテンションでした。
入口すぐ横の商談スペースに案内されたのですが、椅子がとっちらかっており…営業さんが慌てて直していましたが、少々マイナスポイントです。
席についてすぐ、会員登録した内容の再確認を済ませると、「まずはこちらをご記入いただいてもよろしいですか?全部埋めなくても大丈夫ですので」ということでアンケート用紙を渡されました。
記入タイムとなるので、この時、営業さんは一旦席を外されています。
会員登録の時と同様に、書ける範囲の項目のみ記入し、ササッと書き終わってしまったので、何もすることが無く体感で5分位待っていたかと思います。
頃合いを見計らって営業さんが戻られると、このタイミングでお茶を持ってきてくださり、一言「遅れてすみません」と、どうやら席についた時点で出すつもりが忘れていたようです。
こちらが記入した情報をもとに、「現在の住まい」「月々支払える金額」「希望エリアの理由」など、様々な話しを進めていきましたが、会話のやりとりが少し探っている感が出てしまっていたのが残念でした。
恐らく、経験値的な要素も絡んでくるかとは思いますが、年齢的にもあまり営業対応に慣れてないのかな?と感じます。
しかし、こちら側から伝える内容に耳を傾け、一問一答というよりはこちらにボールを持たせてくれる感じは好印象です。
会話の中では、予算組が重要という流れになり、ローンについても基礎的な所から話しをしてくださり、不快な印象はなく、終始とても丁寧な説明。しかも分かりやすい!!
予算の話など、実際に電卓をパチパチ打って結果を見せてくれる。
(利子何%で月々いくら、トータルでこれだけの予算になりますといった感じ)
一通り終わったところで、話した内容を踏まえて物件をいくつか出してくるのでお待ちください、と営業さんは再度離席。結構な時間待っていたかと思います。
※体感ですが、10分~15分位かなと思います。
戻ってくると、「お待たせして申し訳ございません。」と一言。
心の中で(だいぶ待ったよ~!)と思いつつも、軽い笑顔で返すと、さっそく物件資料をテーブル上に広げ説明する気満々です。
最初に紹介された地域の物件は4つ、こちらが想定している予算で考えると、この4つしか今は紹介出来るものが無いらしく、しかも色々と条件があるらしく、あまりお勧めできるような物件では無いとの事。
次に出す物件の布石となるべく、話しの切り口として見せてきた感を感じます。
次に紹介してきた地域の物件は、まぁまぁ良さげに感じる物件でしたが、「築年数が経っている」「駅から遠い」など、こちらも話しを聞いていて少々難有りな物件でした。
私の表情が物語っていたのか、あまり満足感を得ていないと見えたのか、営業さんは「金額を軸とした物件案内は可能だが京急沿いで選んでいる」と話しのフォローをしてきます。
一通り紙資料で物件の説明など受けていましたが、営業さんから「一度家族と話してから」や「内見はいつでも案内できるので」と無理の無い案内を受け、こちらも当日いきなり訪問してしまった手前、ここまでの説明で切り上げる事になります。
恐らく強引にでも「物件見せて!」と伝えれば、快く物件案内していただけたかと思いますが、紹介された内容や状況から見て改めての訪問がベストと判断しました。
営業対応・提案として、こちらが想定していた予算・地域に対して、意図を汲んでか京急沿いに限定し、それ以外は「ありますよ」という言葉だけに留める。
強引さは一切なく、「今日の私が必要としている情報」だけをクリティカルに提供してくれた印象です。
若手のイケメン営業という出で立ちで、いわゆるゴリゴリの不動産会社の営業マンという感じよりは、大手メーカーなどに勤めていそうな雰囲気を出していました。
ちょっと営業としては押しが弱く、「これで契約取れるのかしら?」と余計な心配も思ったりしましたが、これはこれで戦略なのかもしれません。