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不動産選びには、後から失敗だと気づくような落とし穴があります。不動産会社に相談してみて失敗だと思うことから、購入後の取り返しがつかない失敗まで、落とし穴の種類はさまざま。
ここでは、不動産選びで気をつけたい落とし穴について解説しています。ぜひ不動産業者へ問い合わせたり、内見をしたりする前に確認してみてください。
建物というのは、完成したときが最良の状態で、そこからは遅かれ早かれ劣化が進みます。築年数が経てばそれなりの状態になってしまうので、中古住宅を選ぶときは建物の状態に注意が必要です。
建てたときは最新の設備を備えていたり、デザイン性に優れた物件だったとしても、常にその状態が保たれているとは限りません。特に、住んでいた人が家の管理や修繕にどれくらい力を入れていたか、大切に住んでいたかで状態は大きく変わります。
ネットや紙資料の物件情報だけでは、その建物の様子はわかりません。内見に行く前に「ここに決めよう!」なんて思っていると、あとでがっかりすることも。期待を持っていると、建物にトラブルがあっても「これくらいなら何とかなるだろう」と甘く見てしまうのが人の心。建物は劣化するものだということを心に留めて、シビアな目で見ることが重要です。
不動産会社によっては、おとり広告を使って集客するような悪徳業者がいます。条件のいい物件の情報を掲載して顧客に問い合わせをさせるのですが、実際にはその物件は存在しないものだったり、もう売れてしまったものだったりします。
そうして顧客を見つけ、他の物件を売りつけるような商売をするのです。
残念ながらこのようなおとり広告は少なくありません。これに引っかからないためには、信頼できる不動産会社を選ぶほかありません。口コミや評判をチェックして、信頼を損なうようなことをする会社ではないか確認した上で問い合わせをしましょう。物件の条件があまりにも良ければ、どうしてその価格で販売できるのか疑ってみることも大切です。
おとり広告と同様に、間取り図が正確でない場合もあります。
間取り図の数字を鵜呑みにして家具家電の配置を考えたり、広さが十分だと考えたりするのは危険です。内見の時に必ずメジャーを持参して、実際の寸法をチェックすることが大切。間取り図を信じて、マイホームを購入してから後悔するのでは遅いのです。